
こんにちは、クラゲママです!今回は夏休みに行った、フェリー×キャンピングカーの旅「北海道編①」をレポートしていきます。
出発日前日「フェリーは動くホテルだね〜」と浮かれて荷造りをしてたら、
まさかの帰り便欠航のお知らせ。
家族会議→苫小牧→敦賀を即確保。出発前からさっそくハプニング。
わが家はだいたい、いい意味でドタバタが通常運転です。
ほっとしたのもつかの間、当日は深夜2:30集合の大幅遅延。
それでも、夜明けにフェリーのカフェの窓が金色になった瞬間、
「いよいよ、旅がはじまるね〜」とわくわくスイッチオン。
今回の連載は、ドタバタを笑いに変える段取りと、
子どもの“できた!”を増やす小ワザ、そして無理せず楽しむ実体験を記録していきます。

さっそくのハプニングだったけど、1日フリーデイが増えてラッキーだったね♪

夏の北海道は人生2回目。今回はどんな冒険がまっているかな〜

また、お馬さんにのれるかな〜、おおきいおさかなつりたい♡
8/6|欠航メールが届いた前日、まずは「帰り」を確定
出発前日に「帰りのフェリーが悪天候で欠航」の通知。
胸がヒュッとなった瞬間に、親チームはすぐ検索モードへ。
出発地と到着地を広めに取り直し、苫小牧→敦賀に空きを発見して即予約。
これで心拍数が落ち着き、ついでにフリーの日が一日伸びて「それはそれでラッキー」と気持ちを切り替えられました。
この段階で荷物の再編成もひと押し。
客室へ直行できるバッグをひとつ作り、残りは車内で待機させる二層構造に。
いつもより念入りに持ち物確認です!

出港後は港に到着するまで車両甲板には入れないので、忘れ物がないように要チェックだよ!
8/7|舞鶴港深夜2:30集合の新日本海フェリー「深夜の戦い」
舞鶴港には23時すぎ到着。
アラームを二重にかけて、2時までは車内で静かに仮眠。

深夜2時半の手続きから4時すぎの車両乗船までは、眠気と興奮が交互に来る小さな山場でした。
客室に入れたのは4時半。
今回は夫の仕事の都合で夏休みが早めに確定できず、予約できる頃には空きがわずか。
そこで「ステートB 二段ベッド(個室/定員4名)」を確保しました。
本音は、2歳児連れなので和室がよかったのですが、空いておらず初の洋室にドキドキ……。

でも結果オーライ。二段ベッドは子どもたちにとって秘密基地。
上段と下段を行き来して「私ははこっち!」とニコニコ。
乗船したのは新日本海フェリーの「はなます」。
今回部屋にトイレがないタイプだったのがちょっと心配でしたが、
出てすぐの場所に共用トイレがあり、
夜間も迷わず使えて想像以上に快適に過ごせました。

部屋は予約時に指定できるので、可能であれば早めの予約がおすすめです。
空がわずかに明るくなりはじめ、二度寝を考えたものの気分はもう朝。

もう目が冷めちゃって、ねむれないよ〜。早く探検したい!

おおきいふね〜!あそぶ〜!!
みんなでカフェスペースへ移動し、前日に買っておいたパンをかじりながら、
窓の外が金色へ変わるのを眺めました。

出航は5:10。海が“今日を始める色”になる瞬間は、何度見ても感動です。


時間が不確定な深夜対応の秘訣は、「いつ寝ても大丈夫。あとは荷物を持って降りるだけ」の状態にしておくことがポイントです♪
8/8|船内では“ゆるく、でも楽しく”
朝食のあと、少し船内を探検します。

その後、家族全員で10時半まで二度寝。

ちょうど10時半からカフェステージでジャグリングショーがあり、娘とパパが観覧に。
息子が目覚めたあと少し船内散策へ向かいます。


11時半のレストラン開店を狙ってそのまま移動すると、スムーズに着席できました。


大人は豚丼定食、子どもは知床塩ラーメン。
車の運転もしばらくないのでパパはやっとビールが飲めます。
午後は船内をぶらぶらしつつ、カフェでアイスタイム。


15時からはお手玉づくりのワークショップへ。

お昼にジャグリングショーをしていた「たっきゅうさん」が先生で、
「お手玉づくり」のワークショップのスタートです。
たっきゅうさんのわかりやすい説明を聞きながら、
子どもたちは真剣な眼差しで作っていました。



最後はみんなにバルーンアートのプレゼントまで。
娘はうさぎ、息子はくまを手にして、にやけ顔のまま客室へ戻りました。

子どもが楽しめるイベントがあって本当にありがたいです!退屈せずに過ごせました。

お子さん連れの家族が多く参加されて、楽しんでいる様子だったよ。

その後、お風呂→夕ごはん→小休止で体を整え、就寝準備を完了。
入港予定は深夜1:45だったので、支度をしたまま短い仮眠を取りました。
8/9|小樽に夜間入港。積丹の海は“無理せず絶景を拾う”
館内放送は0:30。入港予定は1:35に。
そこから急いで出る準備をして車へ戻りました。
そしていよいよ北海道上陸!!

北海道に着いたら、まず積丹岬まで行きたかったので、
道のりの途中にある古平と言う街の
道の駅「ふるびらたらこミュージアム」に向かいました。
到着時刻は3:15着。
「道の駅ふるびら たらこミュージアム」
- 所在地:古平町 浜町40-4(国道229号沿い)
- 営業時間:道の駅 9:00–18:00(4–10月)/9:00–17:00(11–3月)
レストラン 11:00–17:00 ※季節で変動。道の駅ふるびらたらこミュージアム

朝はゆっくり寝るつもりが、
息子の「ママおきて、あさよ、ここどこ?つりいこ」
の声で7時半前に起床となりました。

休日だけは目覚ましより早い息子。ママの「もうちょっと寝かせて〜」は華麗にスルー、耳元実況とゆさゆさで、わが家の朝は強制スタートです。
まずは今回の行きたかった目的地、積丹岬「島武意海岸駐車場」へ向かいます。

2年前の1ヶ月北海道旅行で見た、感動的な美しさが忘れられず、
無計画波のわが家が珍しく計画に入れていた数少ない候補地の一つでした。
気温は23度位で涼しく、駐車場に着いてから少し雲があったので
「泳ぐには午後のほうがいいかもしれないね〜」
とパパが様子を見に行ってきました。
海は潮が満ち、波もやや高めで濁りがあったので、
泳ぎは後回しにして先に神威岬に向かいました。
神威岬へ向かうと、気温は23℃ほどで空気が心地いい朝で岬歩きで一日のスタートです。

朝9時すぎに駐車場に到着。
水分補給とトイレを済ませ、いざ神威岬へ向かいます。





「うわぁーー!きれい!!!!!」
——思わず全員、口をそろえる絶景が広がります。

はじめは「先端まで歩きたいね〜」と盛り上がっていた私たち。
ところが、いざ歩き出すと稜線のアップダウンがなかなかの道のり。
帰ってくる人と挨拶しながらすれ違いざまに
「結構時間かかりました?」と聞いてみると、
「そうね〜、大人で片道20分はかかるかなあ」とのこと。
それなら子ども連れは往復40分以上コース。
先端まで行くか、悩みます。。。
美しい景色に癒やされ、「まだ行けるんじゃない!?きびしいか??」
悩みながら歩き進むと、
歩き始めは見えなかった、先の景色が見えてきました。

まだまだあるー!!笑
そこでわれわれ、やっと決心がつきました。
その日は風も強め。
無理はしない判断に切り替えて、途中の絶景スポットまでに目標を変更し、
積丹ブルーを背景に写真を撮って笑顔のうちに折り返しました。

折り返し地点では、子どもたちもさすがにお疲れモード。
「よし!最後まで歩ききって美味しいジュースを飲もう!!」
それを合言葉に、写真を撮っては深呼吸、
景色を目に焼きつけて、なんとかゴールできました。
結果——大満足でした。「全部行く」より「気持ちよく帰る」。
子連れの正解は、たいていこちらです。
駐車場に戻ったら、それぞれ好きなジュースを一本。
たくさん歩いた日の一口は、やっぱり格別でした。
そして数分後——回復の早い子どもたちは、もうパパと芝生で鬼ごっこ。元気、復活。


今回は途中の絶景ポイントまででしたが、
天気にも恵まれて、キラキラ輝くシャコタンブルーの海が目の前に広がり、
本当に感動しました!
子どもたちがもう少し大きくなったら、あの灯台まで歩こうね。
——そんな“次の楽しみ”を残して、次の目的地へ向かいます。
神威岬(北海道・積丹)基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 北海道積丹郡積丹町神岬町 |
電話番号 | 0135-44-3715(積丹観光協会) |
入場料 | 無料 |
ゲート/開放時間 (季節目安) |
※天候(雨・風)で変更・閉鎖あり。
|
駐車場 | 無料 |
遊歩道距離 | 約770m(チャレンカの小道・先端まで) |
所要時間 | 片道 約20〜25分(往復40〜50分) |
特色 | 積丹ブルーの海・断崖・神威岩、海鳥観察スポット |
注意 | 閉門時刻が近いと先端まで行けない場合あり。無理せず駐車場周辺の景観も活用。 |
▶わが家の歩き方メモ
・ベビーカーは不可、サンダルも不向き。
・遊歩道内にトイレや自販機はないので、水分は持参、トイレは駐車場で済ませておく
・帽子はあごゴム付きが安心。
神威岬は、駐車場から細い稜線の「チャレンカの小道」を歩いて先端まで片道20〜30分(約770m)。アップダウンと狭い場所があるので、子連れは無理をしないのがコツです。

風が強い日や熊の目撃情報が合ったときはゲートが閉まることもあるので、必ず行く前に公式ページをチェックすることをおすすめします。
公式サイト▶どっこい積丹

わが家が行った次の日は熊の目撃情報があり、ゲートが閉鎖されていたよ
10時半過ぎ、食堂うしおへ。
少し早いですが、お昼ごはんを食べに近くの「食堂うしお」さんへ。
10時半過ぎという時間にも関わらず広い店内はほぼ満席
最後の一つのテーブルに座ることができました。



メニューがどれも魅力的でしばし迷った末、
旬のウニ刺しに、サーモンいくら丼、いくら単品、そしてどーんとほっけ定食を注文。
まずはウニから。
まったく臭みがなく、クリーミーでとろり——思わず無言になるおいしさでした。
サーモンいくら丼も間違いない組み合わせで箸がすすみ、
大きなほっけは“干物なのにふっくらジューシー”
焼き目の香ばしさに、息子は白ごはんをバクバク。
お会計は9,800円。ランチにしては少し背伸びだけれど、
旅のごちそうタイムとしては大満足でした。

食堂うしおの詳細
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 食堂うしお |
住所 | 〒046-0321 北海道積丹郡積丹町神岬9-1 |
電話番号 | 0135-46-5118 |
FAX | 0135-46-5228 |
営業期間 | 4月上旬〜11月上旬(無休) |
営業時間 | 8:30〜17:00(ラストオーダー16:30) |
座席数 | 1階テーブル48席/1階小上がり8席/2階団体予約席144席 |
駐車場 | 約100台 |
アクセス |
|
昼食後、その日は大潮で波も高かったので、海水浴は諦めようかーと言ってたが
娘がどうしても泳ぎたいというので、
午後は美国小泊野営場の海へ。
海岸はもうにぎやか。
私たちも着替えて、今回の旅で新調した浮き輪を子どもたちが胸に抱えて出陣です。

最初は足先だけ——と思ったら、予想より波が高め。
海に慣れていない子どもたちは「こわい〜」で足が止まります。

カメラ係のつもりだった私も急きょサポート役にチェンジ。
浮き輪を支えて一歩ずつ進むと、娘はコツをつかんでパパとちゃぷちゃぷ。
一方の息子は、寄せる波ごとに眉がへの字。
「もう上がるー!」の涙で、私と先にキャンピングカーへ避難しました。
少ししてパパと娘も戻り、「今日は波、手強いね。次は波のない湖にしよっか」と笑って作戦変更。
無理せず切り上げて、次の楽しみを残しました。
美国小宿泊野営場の詳細

美国小宿泊野営場は、無料で利用できるキャンプ場で、開放的な雰囲気と美しい日本の海の景色が魅力です。子ども連れやファミリーの利用も多く、海遊びや釣りの拠点としても人気があります。
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 北海道積丹郡積丹町美国町字小泊 |
交通アクセス | 新千歳空港から車で約180分/小樽駅からバスで約80分(「美国小泊」下車 徒歩約5分) |
営業期間 | 5月上旬〜10月上旬 |
利用料金 | 無料(入場料なし/テントサイト利用も無料) |
駐車場 | 無料駐車場あり |
サイト数 | 約30サイト(貸しテントなし) |
施設 | トイレ(清潔で定期清掃あり)、炊飯場、温水シャワー、テーブル・ベンチあり |
特色 |
高台のサイトから日本海が一望でき景色が良い。海水浴や釣りも楽しめる。 ※就寝は車中で過ごす利用者も多い |
注意点 | 管理人不在の無人キャンプ場。繁忙期は早い者勝ちでスペース確保が必要 |
近隣施設 | セイコーマート美国店(約600m)/ふるびら温泉しおかぜ(約4.5km) |
お問い合わせ | 0135-44-3215 |
海水浴のあとは古平漁港で夕方釣り。

最初は小さなフグの赤ちゃんが続きます。あまりの可愛さにテンションUP。

場所を変えたら娘がアイナメをゲット。

息子と一緒に竿を握ると、ピクピクあたりが!
するとまたまたフグの赤ちゃんが釣れました。
息子はフグを釣り上げるなり、喜ぶかと思いきや、
不貞腐れた顔で「もっと大きいフグが良かった。。」とポツリ。
パパ、ママ、娘、みんなでなんとか赤ちゃんフグの可愛さをアピールしたが届かず、
息子はついに「もっと大きいのがいいー!!」と海に向かって大号泣。



「じゃあ次釣ろっかー」と何回か竿を握るもかかってくるのは赤ちゃんフグばかり。
その度息子は「大きいのがいいー!」とリリースを繰り返した。

いい時間になって来たのでそろそろ終わろうかと言うと、
息子はお姉ちゃんの魚を指差し「これ釣りたかったー!」と号泣。
イヤイヤ期真っ盛りの息子を説得する術もなく、とりあえず車へ強制送還。笑
しばらくすると鬼ごっこをする事で機嫌が治ったようで一安心。
夜はスーパーで食材を買い足し、
翌日の目的地が青い池なのでそのまま上富良野方面へナイトドライブ。

日付が変わる前に道の駅びえい「ビルケ」に到着して車中泊しました。
走行距離は約320km。
ハンドルを握り続けたパパに感謝、ほんとうにおつかれさまでした。

古平漁港の詳細
項目 | 詳細内容 |
---|---|
現状 | 2025年3月から基本的に全日釣り禁止。ただし東防波堤・西防波堤の一部で釣りが容認されている場合あり。 |
禁止理由 | 迷惑駐車、立入禁止区域侵入、漁業作業妨害など漁業者とのトラブルが原因。 |
主な釣り魚種 | ホッケ、カレイ(マガレイ・クロガシラ など)、ソイ、アブラコ、メバル、ヒラメ、マイカ、ヤリイカ。 |
注意点 | 釣りが可能な場所は「容認」されているだけで許可ではない。現地の看板や漁業者の指示に従うことが必要。 |
工事情報 | 東防波堤は港の改修工事予定で立入禁止になる可能性が高く、利用期間は限られている。 |
アクセス | 北海道古平町内。公共交通や車でのアクセス可能。 |
最新情報確認先 | 古平町役場や漁業組合、現地掲示板の確認が必要。 |
※古平漁港はかつて多彩な魚種が釣れる人気釣り場でしたが、現在は漁業者との調整により釣り禁止の範囲が広がっているため、訪問時には必ず最新の状況を確認することが重要です。
おわりに|今回のハイライトと次回予告
初日は、深夜集合からの“夜戦モード”を家族で乗り切り、
朝焼けの甲板、神威岬の稜線歩き、美国小泊野営場の波あそび、
古平漁港の夕まづめ釣りまで走り抜けました。
子どもも大人も、がんばった分だけ笑顔が増えました。
次回は、朝いちの「青い池」で青のグラデーションを堪能。
そのまま美瑛の花畑めぐり、アイスとメロン、そして大雪の釣り堀まで。
写真多めで、家族の「できた!」をたっぷりお届けします。
きょうのハイライト&学び
- 深夜便のコツ:客室へ直行できる“ひとまとめバッグ”を作ると、眠い時間も動きがスムーズ。
- 岬歩きの判断:片道20〜25分の稜線。家族の体力と風を見て“途中の絶景で満点”が◎。
- 海あそびの安全:波が高い日は無理をしない。浮き具とライフジャケットで“楽しい”をキープ。
ちょっと役立ちメモ|旅をラクにしたアイテム
▶つば広&首フラップ付き日焼け防止帽子
顔も首もしっかり影になるので、ママの必須アイテム。
▶しっかりグリップのマリンシューズ
岩・貝殻だらけの足元でも安心!
▶子ども用ライフジャケット(股ベルト付き)
浮遊力+視認性の蛍光カラーで安心感◎。
▶ミニジンベエザメフロート 浮き輪
大きな浮き具で海でも安心!海の生き物好きの子どもたちも大喜び
▶UCC カプセル式コーヒーメーカー ドリップポッド DP3
釣りの“待ち時間コーヒー”が最高です。魚待ちもゆったり気分で余裕♪
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