バンコンとキャブコンどっちが正解?子育てファミリーが実体験で比較!

わが家のクルマ選び

① はじめに

キャンピングカーの購入って、ワクワクする反面、「どれを選べばいいんだろう?」と迷うことも多いですよね。
我が家もまさにそうでした。最初は運転のしやすさやスタイリッシュな見た目に惹かれて、ハイエースベースのバンコンを購入。ところが、実際に子ども連れで何度かキャンプに出かけてみると、思ってもみなかった「生活面の不便さ」が見えてきたんです。

最終的に、我が家はキャブコンに乗り換える決断をしました。
この経験を通じて、「カタログでは分からない“暮らしやすさ”こそが、キャンピングカー選びでは一番大切だ」と痛感しました。

この記事では、実際にバンコンとキャブコンの両方を使ってみた私たちの視点から、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較していきます。
特に、小さなお子さんがいるファミリーや、これから初めてキャンピングカーを購入しようと考えている方にとって、後悔しない選び方のヒントになれば嬉しいです。


② バンコンを選んだ理由と実際に使ってみて感じたこと

我が家が最初に選んだキャンピングカーは、ハイエースをベースにしたバンコンタイプ。
その理由は、とにかく「運転のしやすさ」と「普段使いしやすそう」という点でした。車体サイズも大きすぎず、街中の運転や駐車にもあまり困らない印象で、「これなら旅行以外でも気軽に使えるかも」と感じたんです。

実際、最初のうちはその“扱いやすさ”にとても満足していました。コンパクトでスイスイ動けるし、デザインもスマート。ところが、いざ子ども2人を連れてのキャンプが始まると、思わぬ「不便さ」が浮き彫りになってきたのです。

まず一番大きな課題だったのが、「ベッド展開の手間」。
昼間は座席として使っている部分を、毎晩ベッドに作り直す必要がありました。しかも荷物をどけて、マットを並べて…と、これが意外に大仕事。疲れて到着した後に毎回この作業をするのは、正直かなり大変でした。

さらに、居住スペースの狭さもストレスポイントに。
子どもたちが車内で遊ぶスペースも限られていて、天気が悪い日などは、みんながギュウギュウで過ごすことに。
特に大変だったのが、後部座席のイスの硬さと角度の問題です。
我が家では、まだ0歳の息子を抱っこして座るのは私の役目だったのですが、座面がまっすぐでクッション性もほとんどなく、長時間のドライブではお尻も腰も痛くなってしまい、正直かなりしんどかったです。

こうした日常の“ちょっとした不便”が積み重なって、「運転しやすさ」以上に「生活のしやすさ」が大事だと気づかされるようになっていったのです。

③ キャブコンに乗り換えた理由と変化したポイント

バンコンでのキャンプ生活に慣れてくると同時に、少しずつ「もっと快適に過ごせる方法はないかな…?」と感じるようになりました。
毎回のベッド展開の手間や、狭いスペースでの窮屈な生活、そして何より小さな子どもを抱えながらの移動の負担。これらが積み重なって、ついにキャブコンへの乗り換えを決意しました。

キャブコンに変えてまず感じたのは、「目的地に着いた瞬間から家のように使える」という圧倒的なラクさ。
車内は広く、高さもあるので、子どもが立って歩ける空間があることに感動しました。荷物をどけて、シートを倒して、マットを敷いて…という作業が一切不要。疲れて到着したときにすぐ横になれる、この“ひと手間の差”が、子育てキャンプには本当に大きかったです。

そして、居住空間の「質」も明らかに違いました。
テーブルやベッドが常設されていることで、車内での時間が圧倒的に過ごしやすくなりました。着替え、食事、寝かしつけと、すべてがスムーズ。まさに“動く家”という感覚です。

また、バンコン時代に悩んでいた後部座席の座り心地も、多少改善されました。
キャブコンのイスも決してふかふかではないのですが、少し角度がついているだけで体への負担がかなり軽くなりました。とはいえ、長時間座るにはやっぱり座布団は必須です(笑)。

とはいえ、キャブコンにもデメリットはあります。
車体が大きくなるぶん運転には慣れが必要で、特に街中や狭い道では気を遣いますし、駐車場も探しづらくなります。それでも、家族で快適に過ごすことを最優先に考えたら、我が家にとってはキャブコンの方が断然合っていました。

④ 比較まとめ:バンコンとキャブコン、どっちがどんな人に向いてる?

バンコンとキャブコン、どちらにも魅力と課題があると感じた我が家の体験をもとに、それぞれの特徴をあらためて整理してみます。
以下のような視点で、自分たちのライフスタイルに合った選択を考えるのがオススメです。


バンコンに向いている人

  • 街中でも気軽に運転・駐車したい
  • 普段使いもしやすいキャンピングカーが欲しい
  • 夫婦2人など、コンパクトな旅が中心
  • ベッド展開や収納など、多少の手間を許容できる

キャブコンに向いている人

  • 到着後すぐにくつろげる空間が欲しい
  • 長期滞在や、日常の延長のような旅がしたい
  • 子どもがいて、着替え・寝かしつけのしやすさを重視したい
  • 車内でもある程度“家のように”過ごしたい

また、スペック表や車両情報だけでは見えにくいのが、「実際の暮らしやすさ」。
どちらが優れているかというよりも、「どんな旅をしたいか」「どんな時間を過ごしたいか」を想像してみることが、後悔しない選択につながると実感しました。

⑤ まとめ:後悔しない選び方のヒント

キャンピングカーを選ぶとき、「どのタイプが良いか?」というのは本当に悩ましい問題ですよね。
我が家も最初は見た目やスペック、運転のしやすさを重視してバンコンを選びました。でも実際に使ってみて、「家族で快適に過ごす」ことの大切さに気づき、キャブコンに乗り換えました。

もちろん、どちらにも良さはありますし、正解は人それぞれ。
大事なのは、「自分たちはキャンピングカーでどんな時間を過ごしたいか?」をしっかりイメージすることだと思います。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、“手間を減らせること”や“居心地の良さ”が旅の満足度に大きく影響すると実感しています。
買ってから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、暮らし目線での比較をしっかりしておくことをおすすめします。

この記事が、同じように悩んでいる方の判断材料のひとつになれば嬉しいです。
あなたとご家族にぴったりの一台が見つかりますように!

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