紹介している商品は我が家が自費購入し、自宅と車中泊の両方で日常的に使用しているものです。

元・キャンピングカー反対派のクラゲママです。家族4人でバンコン→キャブコン暮らしへ。北海道1ヶ月旅を含めて累計200泊以上、月2回ペースで子連れ車中泊を続けています。
ポータブル電源って、容量のラインナップが多すぎませんか? 300Wh、500Wh、1000Wh、2000Wh……値段は倍々で違うのに、お店のスペック表を見ても「うちの家族に必要なサイズ」はどこにも書いてありません。
我が家は息子が0歳の頃から家族4人で車中泊200泊以上。EcoFlow DELTA2とBLUETTI AC180という1000Wh級の2台を、自宅と車中泊の両方で毎月使い続けてきました。容量選びで失敗した夜も、電源が壊れて2週間困った経験も、全部この記事に書きます。
スペック表の数字を「子連れ車中泊の一晩」に翻訳して、何Whあれば足りるのかを我が家の使い方ベースでお答えします。
結論|家族の車中泊は「1000Wh級」が基準。500Whは割り切り用
- 日帰り〜仮眠メイン(スマホ・ライト・小物だけ) → 300〜500Whで足ります
- 家族で一晩過ごす(電気毛布・調理家電・子どもの動画) → 1000Wh級が基準
- 連泊・冬メイン・自宅の停電対策も兼ねる → 1000Wh級×2台 or 2000Wh級

「大は小を兼ねる」で2000Whに行きたくなるけど、重さと値段が一気に跳ね上がるんだよね。持ち運べない電源は結局使わなくなるから、まず1000Wh級から考えるのが現実的だよ。
容量不足の怖さは、氷点下の夜に知りました
そもそも我が家がポータブル電源を真剣に考えたのは、長野県白馬村での冬の車中泊がきっかけでした。
12月、氷点下の深夜2時。当時ポータブル電源を1台も持っていなかった我が家は、FFヒーターが止まったあと、エンジンをかけっぱなしで朝までしのぐしかありませんでした。エンジン音と暖房の乾燥で子どもの咳が止まらず、抱いたまま朝までほとんど眠れなかった夜です。


「ポータブル電源さえあれば、暖房と独立して電気毛布を使えたのに」——あの一晩のことは今でも忘れられません。帰ってすぐ、最初の1台(EcoFlow DELTA2)を買いました。
容量選びは「便利さ」の話に見えて、冬は家族の安全と睡眠の話です。だからこそ「ギリギリ足りる」ではなく「余裕を持って足りる」で選ぶのをおすすめしています。
なぜ1000Whなのか|一晩の消費電力を数えてみる
※以下は消費電力の目安からの計算です。機器により実際の消費は変わります。
| 使うもの | 消費の目安 | 一晩ぶん |
|---|---|---|
| 電気毛布(弱〜中) | 約40〜50W | ×8時間 ≒ 320〜400Wh |
| スマホ充電 ×家族分 | 約15Wh/台 | ×4台 ≒ 60Wh |
| LEDランタン・タブレット | — | 約50Wh |
| 電気ケトルや炊飯(短時間の高出力) | 400〜700W | 約100〜200Wh |
合計するとおよそ500〜700Wh。「500Whでギリギリじゃん」と思いますよね。ここに落とし穴が2つあります。
落とし穴① 残量30%を切ると急に不安になる
子連れの車中泊では「明日の朝も使う」が前提。夜のうちに使い切る計画は立てられません。実際は7割くらいまでしか使わない運用になるので、500Whの実力は350Wh程度と考えるべきです。
落とし穴② 冬は電気毛布が主役になる
FFヒーターがない車やレンタル車では、電気毛布が家族の生命線。子ども2人分を追加すると毛布だけで一晩500Whを超えることもあります。白馬の夜のような冷え込みでは、ここをケチると眠れません。

我が家が1000Wh級(AC180=1152Wh)をメインにしているのは、この「7割運用+冬の毛布」を計算すると、1000Whでちょうど安心ラインだからです。
季節別|我が家の一晩の使い方シミュレーション
同じ家族4人でも、季節で必要な容量は大きく変わります。200泊の経験を「一晩の使い方」に落とすとこうなります。
| 季節 | 主な用途 | 一晩の消費目安 | 500Wh | 1000Wh級 |
|---|---|---|---|---|
| 春・秋 | スマホ・ランタン・タブレット・朝の湯沸かし | 300〜450Wh | △ 残量ほぼゼロ | ◎ 余裕あり |
| 夏 | 扇風機・ポータブル冷蔵庫・スマホ | 400〜600Wh | ✗ 冷蔵庫で力尽きる | ◯ 朝まで持つ |
| 冬 | 電気毛布×家族分・湯沸かし・スマホ | 600〜900Wh | ✗ 深夜に切れる | ◯〜◎ 2台あると安心 |
我が家の使い分け実例(AC180+DELTA2の2台体制)

- メインのBLUETTI AC180(1152Wh・約17kg):夜の電気毛布・調理・子どもの動画タイム担当。前面に端子がまとまっていて車内の配線が散らからないのが家族向き。静音設計なので子どもの隣で動かしても気になりません。1年半使ってトラブルゼロ。
- サブのEcoFlow DELTA2(1024Wh・約12kg):予備&日中の充電ステーション。急速充電(0→80%が約50分)が武器で、自宅では停電対策に。
AC180はシンプルな四角い形で横置き・重ね置きができ、我が家ではキャブコンの二段ベッド下にすっぽり収まっています。「収納できるか」は毎回積む家族にとって、スペックと同じくらい大事なポイントでした。

端子が前面に集まっているのはこんな感じです。夜、暗い車内で手探りでコードを挿すときに、この「全部前にある」設計のありがたさが効いてきます。
▶ 2台の詳しい比較はこちら:ポータブル電源比較|EcoFlow DELTA2とBLUETTI AC180を2年使った家族の答え
▶ AC180だけを深掘りしたレビューはこちら:ポータブル電源BLUETTI AC180をレビュー|子連れキャンプ・車中泊に最適な理由
容量と同じくらい大事な「充電計画」
実は容量選びとセットで考えるべきなのが「どこで充電するか」です。1000Whあっても、充電できなければ連泊はできません。我が家の実運用は次の3本立てです。
- 走行充電:移動時間がそのまま充電時間に。DELTA2は走行充電との相性が本当に良くて、次の目的地に着く頃には満タンに戻っています
- 道の駅・RVパークの電源:急速充電機なら食事や休憩の間に大きく回復。DELTA2はフル充電まで約80分、AC180は約90分
- 出発前の自宅満充電:当たり前ですが一番確実。前日夜に2台とも満タンにするのが我が家のルール


移動してるあいだに勝手に満タンに戻ってくれるのは、長旅で本当に助かるよ。
実話:電源が突然壊れて「ゼロ台」になった2週間
もうひとつ、2台体制になった理由が「故障」です。DELTA2は半年ほど使った頃、突然充電されなくなる症状が出ました。メーカーの電話対応はスムーズで新品交換になったものの、本体を送ってから届くまで約2週間、我が家はポータブル電源なしで過ごすことに。車中泊の予定を組み直す羽目になりました。
ポータブル電源は精密機器なので、故障は誰にでも起こり得ます。「電源が家族の睡眠を支えている」と考えると、メイン+サブの2台体制は贅沢ではなく保険だと感じています。
容量別の早見表
| 容量帯 | 向いている使い方 | 家族車中泊での評価 |
|---|---|---|
| 300〜500Wh | 日帰り・仮眠・スマホ中心 | 補助用。冬の宿泊はきつい |
| 1000Wh級 | 家族で一晩・三季+軽い冬 | 基準。まずここから |
| 2000Wh級 | 連泊・真冬・停電対策重視 | 重さ20kg前後と価格に覚悟 |
よくある質問
Q. ソーラーパネルは必要?
連泊メインなら選択肢に入りますが、我が家は「走行充電+道の駅」で回っているため使っていません。月1〜2回の週末旅なら、パネル代を電気毛布や2台目資金に回すほうが実用的というのが正直な感想です。
Q. すでに500Whを持っています。買い替えるべき?
買い替えより「買い足し」をおすすめします。500Whは日中のスマホ・カメラ充電係として十分現役。1000Wh級を夜の主役にして、500Whをサブに回すと無駄がありません。
Q. 防災用も兼ねたいのですが
1000Wh級なら停電時に冷蔵庫の保冷・スマホ・照明を1日前後カバーできます(機器構成によります)。AC180のようにUPS機能つきの機種なら、普段からコンセント代わりに挟んでおけて安心です。
Q. リン酸鉄リチウムって何がいいの?
充放電を繰り返せる回数(サイクル寿命)が長いタイプのバッテリーです。毎月使う家族には消耗の遅さがそのままコスパになります。AC180もこのタイプです。
Q. 2台目はいつ買えばいい?
「連泊を始めたとき」か「冬の車中泊を始めたとき」が目安です。我が家はDELTA2の故障で強制的に2台目を検討しましたが、結果的に連泊も冬も余裕が生まれ、もっと早くても良かったと思っています。
購入先の選び方
楽天・Amazonのポイント還元も良いですが、公式ストアはセールとクーポンが強めです。BLUETTIは注文時にクーポンコード AFF1000 を入れると1,000円OFFになります(常時利用可)。
まとめ|「余裕」を買うのが正解でした
- 家族の車中泊は1000Wh級が基準。500Whは「足りる日もある」サイズ
- 実際に使えるのは容量の7割。冬は電気毛布が計算の主役
- 容量と同じくらい「どこで充電するか」が大事。走行充電は最強の味方
- 故障は起こり得る。メイン+サブの2台体制は保険になる
持ち物全体の見直しはこちら → 子連れ車中泊の持ち物リスト完全版



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